ワイン・グローリアス

白桃や柑橘類を想わせる香りが魅力

軽快な味わいが魅力の【白】ファランギーナ

【ソムリエ〈Francesco〉コメント】

ファランギーナ種＝Falanghina。

最も有名な産地であり、歴史的にも伝統を誇るのがティレニア海側に位置するカンパーニア州ですが・・・

アドリア海側の小さな州モリーゼでも、少量ながらコツコツと栽培されています。

こちらでご紹介するのがこのワインです。

◇2022 ファランギーナ・テッレ・デッリ・オシ

　　　　*Falanghina Terre degli Osci**

作り手は「デ・マーヨ・ノランテ」。

面積はヴァッレ・ダオスタ州に次いで2番目に小さいモリーゼ州の生産者です。

デ・マーヨ・ノランテは、アブルッツォ州やプーリア州などに挟まれた地形を利用し、南イタリア特有の葡萄品種を使ったワインや国際品種を使うワインなど、様々なワインを作ります。

ご紹介のファランギーナは、ディ・マーヨ・ノランテの所有する畑の中でも標高の高い所（標高約200メートル）で栽培されていて、、、

昼夜の寒暖差を利用して作られる「高品質カジュアルワイン」と認知されています。

ちなみに、ディ・マーヨ・ノランテのワインは、自家葡萄園を化学肥料等の人工的な物を使わずに耕作し、最新の技術と熱い情熱によって作られています。

また、デ・マーヨ・ノランテでは、出来上がったワイン全体の40％しか瓶詰めせず、60％はバルク（＝日本酒でいう桶売り）で売ってしまいます。

これはそれだけ収穫量を減らし、厳しい選別を行っているということなんです！

その味わいとは・・・

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グラスに注いだワインの色合いは少し濃いめの麦わら色。

透明感も申し分ありません。

（右テイスト画像をクリックすると色合いが確認できます）

ファランギーナ種を使うワインは、蔵の方針で樽熟成されたり、されなかったり様々ですが・・・

このワインは木樽を使いません。

このため、熟す前の白桃や柑橘類を想わせる香りがストレートに感じられます。

この香りは穏やかで、あくまでワインの味わいをサポートしてくれる香りです。

そして味わいは、果実味を感じつつも軽快な口当たり。

癖が無く、酸味も適度ですので飲み飽きない風味なんです。

私〈Francesco〉的には、

※バランスのとれた軽快な風味の白ワイン

※価格以上の風味を約束してくれる白ワイン

と感じています。

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素直に飲んで楽しめるタイプですので、食前酒としてOKですし、、、

色々な前菜やトマトのパスタ、あるいはズッキーニ類を使う料理と合わされると真価を発揮するワインです。

もちろん、魚介類との相性は良い白ワインですが

※私〈Francesco〉的おすすめは「おでん」

野菜や練り物を中心としたおでんと、キリリと冷やしたファランギーナの相性は、是非お試しいただきたい取り合わせです。

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【産地】イタリア　モリーゼ州
【生産者】ディ・マーヨ・ノランテ
【タイプ】白ワイン/辛口タイプ
【葡萄品種】ファランギーナ100%
【容量】750ml
【アルコール度数】 13.0%
【料理との相性】色々な前菜やトマトのパスタ　おでんetc.

【カンティーナの詳細はこちら】　⇒　準備中