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商品詳細
薔薇の香りを持つ赤ワイン
地葡萄ルケ種を使う希少な単一畑産【赤】ワイン
【ソムリエ〈Francesco〉コメント】
ルケ種(Ruche)。
ピエモンテ州カスタニョーレ・モンフェッラート地域付近で栽培される地葡萄です。
以前はバルベーラ種やグリニョリーノ種と混植されていたため、ワインを醸造する際はそのまま混醸され、それ以外は生食用等に使われている葡萄でした。
しかし1964年。
この地域に赴任したジャコモ・カウダ司教がルケ種の魅力に気付き、初めてルケ単一でワインを作りました。
これが現在の「DOCGルケ・カスタニョーレ・モンフェッラート」の原型と言われています。
一次、衰退の危機にあったルケ種も今も脈々と受け継がれ、ピエモンテ州の注目ワインのひつつに育っています。
こちらでご紹介するワインもそのひとつです。
ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート
*Vigna del Parroco
Ruche di Castagnole Monferrato*
作り手は「ルカ・フェラリス」。
DOCGルケ・ディ・カスタニョーレを生産する7つの地区の中でも、最大規模の家族経営の生産者です。
そして何よりお伝えしなければならないのは、ワイン名「ヴィーニャ・デル・パッロコ」。
この名はルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラートDOCGで公的に認められた唯一の「クリュ(単一畑)」のことなんです!
この名が付いた理由は、こういうものでした。
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【ヴィーニャ・デル・パッロコの由来】
当時、教区の中には打ち捨てられた葡萄畑がいくつかありましたが、農家の息子だったジャコモ氏は、そこで栽培されていたルケ種の魅力に気付きます。
そこでジャコモ氏はルケ種単一で辛口の赤ワインを作ろうと思い立ち、このエリアで初めてルケ100%のワインを作りました。
ルケ種単一で作ったワインの評判はたいへん良く、ジャコモ氏は更に葡萄畑を拡充します。
その後、彼の作るワインは「ルケ・デル・パッロコ=司教のワイン」と言う名で売り出されます。
その人気はイタリア国内のみならず世界的に知られるワインとなりました。
しかし年齢のこともあり1993年、その畑は情熱を持つ人物に引き継がれましたが、この人物も年老いたため、葡萄畑を売る事を決断します。
ただ、その人物は、最初にルケが誕生した伝統的な単一畑であるため、それにふさわしい人物に受け継いでもらいたいと考えました。
そこで白羽の矢がたったのが「ルカ・フェラリス」でした。
ルカ・フェラリスなら、この伝統を守ってくれると考え、畑を譲ることを決心しました。
ルカ・フェラリス氏もその気持ちを汲み取り、最も伝統あるルケの畑「ヴィーニャ・デル・パッロコ」を所有することになりました。
この畑はルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラートDOCGの中で、最初の、そして公的に認められた「唯一のクリュ=単一畑」になります。
そして、この畑にはジャコモ司教が1964年に植えた樹齢の古いルケ種の葡萄木がまだ残っています。
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グラスに注いだワインは、とても濃いルビーレッド色。
ワインの中にはラベンダーやキンモクセイなど、花を感じさせる香りを持つものがありますが、、、
このワインはまさに薔薇!
ルケ種の特徴を表すかの様な、華やかで飛切りの豊かさが魅力です。
この芳醇無比な香りは、他のルケ種ワインの追随を許さない個性を持っています。
もちろん、味わいはドライ。
1960年代頃には主に甘口が作られていたことが信じられません。
ドライな中にもタンニン(渋味成分)はしっかり存在し、しかもそれはエレガント。
華やかな薔薇の香り、ドライな口当たり、コクを持ち合わせたボディ。
この不思議な感覚は、他の品種ではなかなか味わえないものを感じます。
当然、口に含んだ後も花の要素が感じられ、飲み終わった後にも長く長く余韻が続きます。
樹齢の古い葡萄木がメインのワインですので生産量はわずかですが、飲み人を魅了するワインとして、ぜひ味わって頂きたい1本です!
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でも、ドライなタイプを作りたかったルカ・フェラリス氏はバローロやバルバレスコを育てる過程を応用して、ルケの品質向上を図ったそうです。
そのひとつとしてグリーンハーベストを行って葡萄の品質高めました。
地面に葡萄をたくさん落とすことには皆が驚きましたが、それは間違いではありませんでした。
そして、年々技術発展もあり、低温発酵や、酵母の改良などを経て、辛口を作れるように変化していったそうです。
近年では DOCG にも指定され、今後益々人気の高まりが期待されるワインです。
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【産地】イタリア ピエモンテ州カスタニョーレ・モンフェッラート地域
【生産者】ルカ・フェラリス
【タイプ】赤ワイン/フルボディ
【葡萄品種】ルケ100%
【アルコール度】15.0%
【料理との相性】各種肉料理 等
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