ワイン・グローリアス

★スティルワインの注目ポイント★
☆プロセッコ・トランクイッロ【白】
甘味を感じさせないシャープな果実味が特徴の白ワイン
☆ピノ・グリージョ【白】
熟したリンゴやクレープフルーツの感覚が豊かな白ワイン
☆ヴェルディーゾ【白】
果実味とミネラル豊かな爽快系白ワイン
☆マンゾーニ・ビアンコ【白】
香りとすっきりした口当たりが楽しめる白ワイン
★カベルロ【赤】
カシスやプルーンを連想する優しい味わいの赤ワイン

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スプマンテ用ブドウを使った非発泡性ワイン
甘味を感じさせないシャープな果実味が魅力

【ソムリエ〈Francesco〉コメント】

プロセッコ＝Prosecco。

グレラ種を使った、イタリア産スパークリングワイン（スプマンテ）を代表するひとつとして・・・

世界中はおろか、日本でももうご存知の方も多いアイテムです。

でも、こちらでご紹介するワインは、グレラ種を使いながらもスプマンテではない・・・

非発泡性（＝スティルワイン）をご紹介します。

◇2022　レ・マンザーネ
プロセッコ・トランクイッロ
*Le manzane Prosecco Tranquillo*

トランクイッロとは、「穏やかな」とか「静かな」を表すイタリア語です。

直訳すると「穏やかなプロセッコ」。 

つまりこれは、ワインが非発泡性プロセッコであることを表現しています。

作り手は「レ・マンザーネ」。

ヴェネト州を代表するスプマンテ「プロセッコDOCG」で知る方も多いワイナリーです。

葡萄栽培からワインの醸造・瓶詰めまで、全てを自社で行う希少なワイナリーで、葡萄自体もEEC減農薬法に基づいたオーガニックな方法で栽培されています。

このプロセッコ・トランクイッロは、ワインは澱と一緒に3ヶ月熟成させるというシュール･リー製法もとられるなど、作りにもこだわりをみせる白ワインです。

その味わいを紐解いてみました。

【シュール・リー製法の補足】
簡単に言うと、醸造段階で発生する澱（おり）を取り除かず、そのまま数ヶ月熟成させる方法です。
ワインに複雑さと旨味を与える特長がありますが、失敗するとエグ味や不快な香りが出る欠点もあるため、この醸造法をとるワイナリーは少数です。

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グラスに注いだワインは、淡いニュアンスの麦わら色。
（右テイスト画像をクリックすると色合いが確認できます）

葡萄が持つグレープフルーツやライム等の柑橘類を想わせる爽やかな果実香がグラスから感じられます。

ひと口含むと・・・
瞬間に感じるフレッシュ感。

口の中をキュートな酸が走り抜ける感覚です。

スプマンテの様に泡感が無い分、甘さを感じさせないシャープな果実味が際立ち、飲み進むほどにそれは増していきます。

後口には、グレラ種特有の青りんごの様な風味があり、舌をキュッと引き締めてくれる酸が続きます。

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このプロセッコ・トランクイッロは、オーク樽を使わず葡萄の素性を活かす工夫がされています。

また、酸が中心になっているワインなので・・・

私〈Francesco〉的に合わせたい料理は、魚介類を使った料理！

その中でも「フライ」がお奨めです。

アジフライや白身魚にタルタルソースを添えたもの等に相性抜群です。

また、キリリと冷やせばワインだけで、或いはパスタ料理やピザ、軽い食事と合わることが可能です。

季節に関係なく楽しめるワインとしておすすめです！

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【エチケットについて】

家族経営でもあるレ・マンザーネ（バルビノット家）。

 このワインのエチケットにも家族4名のイラストがあしらわれています。

写真左（クリック⇒拡大します）より・・・

※長女：アンナさん
※父　：エルネストさん
※長男：マルコ君
※母　：シルヴァーナさん

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【産地】イタリア　ヴェネト州
【生産者】レ・マンザーネ
【タイプ】白ワイン／辛口タイプ
【葡萄品種】グレラ100%
【容量】750ml
【アルコール度数】 11.0%
【料理との相性】前菜　魚介類を使った料理　etc.

【カンティーナの詳細】　⇒　レ･マンザーネ