ワイン・グローリアス

アルコール度数４６％
ポーリが醸す華やかでコクのあるクラフトジン 

【POLI社について】 

ご紹介する醸造所名は「ポーリ」。

グラッパの聖地であるヴェネト州バッサーノ・デル・グラッパ近郊のスキアヴォンにある1898年創業の家族経営のグラッパメーカーです。

創業者のジョバッタ・ポーリ氏は、手押し車に蒸留器を乗せ家々を回り、葡萄の搾りかすを蒸留して生計をたてていました。

その後、息子のジョヴァンニ氏が蒸留所を設立しますが、彼は蒸気機関車のエンジンにヒントを得て独自の蒸留装置を開発することに成功。

グラッパを商品として販売することを始めました。

現在は4代目のヤコポ氏にその情熱は引き継がれ、精力的な営業の結果、同社のファンはイタリアはもとより世界中に広がっています。

今ではグラッパをはじめウイスキーやスピリッツ（ジン）、リキュールを作る醸造所として、ヴェネト州を代表するメーカーに成長しています。

【GINジンとは】 
ジンは、ウォッカ、テキーラ、ラムと並んで世界4大スピリッツに数えられるお酒です。
（スピリッツとは、醸造酒を蒸溜して作る蒸溜酒のことで、醸造酒よりもアルコール度数も高くなります。）

ジンを作るには穀物や果実を糖化し発酵させ、そして蒸溜してアルコールを作り・・・

その後、香味成分として様々なボタニカル（植物由来の香り成分）を加えて再蒸溜した無色透明なお酒です。

使われるボタニカルによって個性の違った様々なジンが世界中で作られています。

◆代表的なジン
ドライジン（イギリス）ジュネヴァジン（オランダ）シュタインヘーガー（ドイツ）

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さて、ご紹介するジンはイギリス産やオランダ産、ドイツ産ではなく、イタリア北東部ヴェネト州で作られた、いわゆるクラフトジンなんです。

◇マルコーニ ４６ジン
　　Marconi 46Gin

マルコーニ46とは、ポーリ蒸留所の所在地であり、アルコール度数46％を指しています。

ボタニカル（植物由来の香り成分）は、ジュニパーベリー、モスカート、モンタナ松、ハイマツ、ミント、カルダモン、コリアンダーの7つ。

ベースとなるアルコールをクリゾペア（世界で唯一の真空蒸留釜）に入れ、香りの原料を投入し漬け込みます。

その後、真空蒸留により植物のエッセンスを引き出しアルコールに香り付けしたのが、このマルコーニ４６ジンです。

瓶詰めの際、中間部分の“ハート”と呼ばれる液体のみを使用した贅沢なクラフトジンなんです。（タンク内のヘッド＝上部とテイル＝下部は廃棄）

このジンをグラスに注いだ瞬間、濃厚なジュニパーベリー（ベリーの一種）の香りが広がり、モンタナ松やハイマツ、ミントからくるフレッシュな芳しさが後から続きます。

アルコールの中心を成すモスカート種由来の柔らかな口当たりと味わいがあり、カルダモンやコリアンダーを伴うエレガントな余韻が魅力的です。

ポーリ社が作るジンの中では、華やかでコクのある贅沢な味わいです。

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【楽しみ方のご提案】

ストレートやオンザロック、カクテル・・・と、ジンの楽しみ方は多種多様です。

私〈Francesco〉的には、このジンを（冷やしておいて）、まずストレートで風味を楽しむのが一番と思っています。

また、ポーリ社オーナーのヤコポさんによれば、マルコーニ４６ジンはストレートやオンザロックはもちろん、カクテル系にもピッタリで・・・

例えばシンプルに 

※ジン＆レモンがスタンダード 

と仰っていました。

レモン果汁やレモンの輪切りを用意し、ジン1：炭酸水2　程の割合で飲むとすっきり楽しめる、そうなんです！ 

また、地元ヴェネト州では、パルミジャーノチーズとの相性も大好評で、このアッビナメント（マリアージュ）も是非楽しんで欲しい・・・とヤコポさんは仰っていました。

マルコーニ・ジンの用途は無限大ですので、お好みの味を探すのもジンの魅力のひとつですね。

※備考
最近では、レモン果汁入り炭酸水も販売されていますので、こちらを代用されても良いと思います。

その他、カクテルとしても楽しめますので、ぜひ色々な楽しみ方を発見してください。

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【産地】イタリア　ヴェネト州
【生産者】ポーリ
【ボタニカル】ジュニパーベリー、モスカート、モンタナ松、ハイマツ、ミント、カルダモン、コリアンダー
【容量】700ml
【アルコール度】46％
【醸造所の詳細】　⇒　ポーリ

 ★gin